海を愛するダイバーは大勢いると思います。しかし、マリンフェローズでは「海に愛されるダイバー」であることをより重要に考えています。これは特別に難しいことではなく、自然に対するマナーをしっかりと守るということです。具体的なダイバーのマナーとは「海にも人にも謙虚な姿勢、上手くなろうとする向上心」を持ち続けることを指します。
例えば中性浮力が上手くとれないと、海底の砂をフィンで巻き上げて視界を悪化させたり、サンゴの上に落下して美しい景観を壊してしまうことがあります。このように技術面に不安があるとちょっとしたことに驚いてパニックに陥ったり、他のダイバーに多大な迷惑をかけてしまうかもしれません。いずれにせよ、人間にとって海は本来の活動範囲ではありませんから、少なくともダイビングを行う以上はある程度自由に身体をコントロールできるようになるまで継続、練習することが必要になります。安全で楽しいダイビングをするためには、常に技術や知識に対する向上心を持ち続ける謙虚さこそ大切なのです。まずはこうした初心者の最低限のダイビングマナーを心得なければなりません。
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