Cカードを手にしたものの、それが単なる記念品と化しているペーパーダイバーが少なくありません。
また、Cカード取得直後にダイビングはしたものの、いきなり水深が深かったり、流れが急なポイントに連れて行かれて怖い思いをしてしまうダイバーもいます。
これらは当人の生活上の都合やダイビングに対する誤った認識によるものもありますが、一番の問題はそのようなダイバーに育ててしまった、スクールやインストラクターにあります。
一部のスクールでは目先の利益のために、ある意味一番言いづらいことを言わずに、楽しいことや美しいことだけを延々と並べて、いとも簡単にダイビングができるものと錯覚させてしまう傾向があります。
海が美しく、潜って楽しい環境であることは、この情報化社会の中で既に誰でも知っていることですから、あえて強調してお客様に伝えなくても十分承知のことだと思います。
マリンフェローズでは、まず初めにダイビングは一つ間違えると危険が伴うこと、上達するためにはある程度の継続した練習が必要であることをオリエンテーション時に説明しています。
実際、初めての講習では楽しいこともありますが、少々辛いこともあります。
しかしながら、前もって話を聞いていればその先に待っている素晴らしい世界が期待できるようになり、それが励みになって頼もしいダイバーに成長していくものです。
このように、包み隠さず本音でお客様と向き合って相互の信頼関係を構築することが、指導を行う上では何よりも一番の安全につながり、過去に2,000人以上のダイバーを育ててきたマリンフェローズだからこそ、自信をもっていえることなのです。 |